◆ 成分 ◆

☆アルブミン

動植物の細胞・体液中に含まれる一群の可溶性タンパク質の総称
卵白(albumen)が語源になっている。
代表的なものに卵白を構成する卵アルブミン、
脊椎動物の血液の血漿に含まれる血清アルブミン、
乳汁に含まれる乳アルブミンがある。


☆グロブリン

一群の単純タンパク質の総称。
種類
@α グロブリン
生物学的活性の異なる多種類の血清タンパクを含みます。
急性・慢性炎症性疾患で増加する。
Aβ グロブリン
リポタンパク質、糖タンパク質、トランスフェリン、補体の大部分が含まれ、
脂質、コレステロール、金属の輸送に関与している。
急性・慢性炎症で減少し、
妊娠や肝硬変、多発性骨髄腫で増加します。
Bγ グロブリン
血清中の多くの抗体を含みます。
多くの感染症やリンパ球増殖疾患などではいちじるしく増量し、
免疫不全(AIDS など)では減少します。

☆コレストロール
生体内に広く分布する脂肪に似た物質。肝臓で生合成される。
細胞膜の構成成分であり、胆汁・ステロイドホルモン・ビタミンD の前駆体としても重要。
また、老化に伴って血管壁に沈着し動脈硬化症と深く関係する。

☆ヘモグロビン
脊椎動物の赤血球に含まれる鉄を含む色素(ヘム)と
タンパク質(グロビン)とからなる複合タンパク質。
肺から全身へと酸素を運搬する役割を持つ。酸素と可逆的に結合するという特徴がある。
色は鉄イオンがあるため赤色。酸素と結合すると鮮紅色、酸素を離すと暗赤色になる。