◆ 血液サラサラ ◆

血液検査といえば血糖値やコレステロール値といった数値で示されるのが一般的。
それを血液の粘度を映像で見せてくれる検査が登場した。
1990年半ばに 独立行政法人の食品総合研究所 菊池佑二氏が
血液をサラサラにする食品の研究用で開発した装置を利用して
東京女子医科大学付属成人医学センター 栗原毅助教授と共同開発した。

血液サラサラ度検査は、自分の血液状態を映像で見ることができる。
血液がサラサラだと血液は流れるが、
血液がドロドロの人は 流れが遅かったり途中で滞ったりするのが、一目瞭然。
よくTVで見かけるやつです。

血液中に中性脂肪やコレステロールが多かったり、
強いストレスを受けたりすると、血液がドロドロの状態になる。
この状態が長く続くと、動脈硬化などの病気になる危険性が高まるといわれる。
健康な人は赤血球や白血球が体の隅々まで行き渡り、良好な状態を保っている。
血管の末端には毛細血管があり、赤血球や白血球に比べて血管の直径が細い。
健康な人は赤血球や白血球がしなやかに変形して、毛細血管を通り抜けていく。
これが血液サラサラの状態。
血液がドロドロの人は 血球の細胞膜が硬くなっているためスムーズに毛細血管を通ることができない。
また、血液中に脂質が多いので、複数の血球が数珠つなぎのようになって血液の流れが悪くなる。

高脂血症や脂肪肝などの患者さんの生活指導に利用している